さこたつみ【佐古竜巳】のブログ

日々の活動や生活の気になったことを紹介します。

沖縄県知事選挙を振り返る

沖縄は誇りある新時代に向けて動き出した。 

 

 9月5日から10月1日まで、武力に頼らない社会こそ、真に愛する人を守ることという決意のもと沖縄県知事選挙の支援に行って来ました。沖縄県民の7割が反対する辺野古新基地建設は僕の一番の関心事でした。相手候補は宜野湾市長選挙の時、公約で普天間のフェンスを取り払うと掲げて当選したものの、アメリカや政府に言われるがまま普天間基地の改修工事(65億円)を認めた人物です。今回の知事選挙でも「基地問題は国が決めることだ。地方には限界がある。」などと、県民に背を向ける候補でした。

 

 

 翁長知事の遺志を継ぐ 

 一方、玉城デニーさんは9月22日(雨)の「うまんちゅ大集会」で「翁長知事の理念を引き継ぎ、辺野古新基地は絶対に造らせない。普天間は閉鎖、撤去だ」と強調、指笛やデニーコールが鳴り響きました。城間那覇市長の「翁長さんは、雨男だった。すぐそばに来ていますよ」の言葉には涙が出ました。

 翁長樹子さんは全ての権力を行使して沖縄の民意を押しつぶそうとする日本政府のやり方に集会で発言することを決意し、「この沖縄は翁長が心の底から愛して、140万県民を本当に命がけで守ろうとした沖縄です。県民の心に1ミリも寄り添おうとしない相手候補に譲りたくはない」「ウチナンチュの心をさらけ出し、マグマを噴出させて命かじり頑張りましょう」と訴えると、会場からは拍手がなりやみません。感動的な大集会でした。

ぐすーよー まきて ないびらんど ぬちかじり ちばりなやーさい

 故翁長さんは米軍基地反対だけでなく、県民の平均所得40万円アップ、失業率改善や子供の貧困対策など平和と経済発展(観光関連1兆円越え)の両立の実績を残しました。その翁長さんの遺志をつぎ、みんなに真心で接する事を約束した玉城デニーさんを心から応援することができました。

「県民は最後には正しい選択をする」翁長さんは生前、妻の樹子さんにそう言っていたそうです。翁長さんが提起した日米地位協定改定への動きも全国知事会で始まっています。「皆さん負けてはいけませんよ命の限り頑張りましょうね」翁長さんが残した言葉です。

 あとがき

「いしがんとう」沖縄のT字路などでよく見かけます。魔物が家に入ってこないようにするお守り、これに触れると魔物は砕け散るそうです。

異常な対米従属で事件、事故に目を背け、過去の戦争を美化する政治家は魔物です。

みんなの心に石敢當 

                         

                              文:佐古竜巳