さこたつみ【佐古竜巳】のブログ

日々の活動や生活の気になったことを紹介します。

#米軍機による低空飛行に抗議します

2021年2月15日、徳島県平和委員会、県南平和委員会、阿南平和委員会で徳島県に米軍機によるドクターヘリとのニアミスについて要請に行きました。阿南平和委員会でも米軍戦闘機による無謀な低空飛行中止を求める要請と欠陥機オスプレイの飛行は認めない旨、全国知事会の会長として日米地位協定の抜本的改定を国に求めてくださいの趣旨で申し入れをしました。以下阿南平和委員会の申し入れ文書です。

 

米軍機によるドクターヘリの異常接近再発防止及びオスプレイに関する要請

要請理由

コロナ第3波が広がる中、日々の奮闘に感謝申し上げます。医療がひっ迫する中ドクターヘリは国民の命と健康を守る上で重要な位置を占めています。国策における第1次産業の大規模化や輸入自由化により、個人農林漁業は生業としては成り立たず人口流出により山間地域では過疎化が加速し、学校や保健所や公的病院の統廃合が進められ、結果的にそのような地域においてドクターヘリは命を守る上で欠かせないものになっています。今回、2月1日に牟岐町で米軍戦闘機とドクターヘリの異常接近が目撃されましたが、秒速200数十メートルにもなる戦闘機に対してヘリは回避行動をとることは不可能です。接触せずとも気流の変化に弱いヘリの近くを飛んだことは数秒差で事故が起きたかもしれません。危機感をもって対応していただきたいです。戦闘機とヘリが異常接近している動画も証拠としてあります。今後、同じような異常接近を繰り返させないためには事実に基づいた調査をして分析が必要だと考えます。2012年7月には防衛省を訪れ欠陥機オスプレイの飛行中止を米軍側への働きかけを要請していただいたことや、2019年12月11日には米軍機による低空飛行中止などを米軍に対して求めるよう度々要請してただいていることや情報収集のためのホームページを立ち上げて下さったりと県民の命を最優先に考え尽力していただき感謝申し上げます。

2月5日には、県は防衛省に低空飛行中止の申し入れをしたと聞きましたが、今回、ドクターヘリとの異常接近という危険極まりない飛行が確認されたので再度、米軍に対して危険飛行中止の要請をしていただきたく重ね重ねお願いいたします。

2月1日以降でも、2月2日には木頭北川で21時に輸送機、2月3日には17時に牟岐と木頭北川でオスプレイ、21時54分には木頭北川で輸送機、2月5日には10時54分頃、牟岐と木頭北川で戦闘機2機13時34分木頭北川で13時55分牟岐で再び戦闘機2機、2月10日木頭北川で12時32分、輸送機と思われる音、牟岐町で12時36分戦闘機2機、16時12分牟岐で戦闘機2機、16時18分木頭北川で戦闘機2機、21時28分木頭北川で輸送機、2月11日牟岐で10時57分爆音のみ、11時01分木頭北川で戦闘機、2月12日、牟岐で9時25分爆音のみ、阿南市自衛隊の練習機PC-90が9時から16時の間6回、9時32分と9時48分軍事ヘリ、15時36分輸送機、2月13日、8時11分牟岐で軍事ヘリ3機、阿南市、9時07分に爆音のみ10時33分と10時43分輸送機、11時45分軍事ヘリ2機が目撃され、県民が危険を感じたり、大きな音で脅威に感じたり、夜間の飛行により寝静まった子どもが泣き出すなど日常生活が脅かされています。現状を防衛省や米軍に届けてください。

次にオスプレイに関する要請です。2016年12月沖縄県名護市で墜落事故を起こすなどオスプレイの安全性にいっそう疑問が深まっています。そんな中オスプレイ陸上自衛隊配備が進んでいます。防衛省佐賀空港への配備を進めようとしてきましたが、住民が強く反対しています。現在は、木更津駐屯地へ最大17機を受け入れる5年間の期限付き「暫定」配備が市民の抗議にもかかわらず強行される事態となっています。配備されるオスプレイは2月14日第2陣となる5機が米軍岩国基地に陸揚げされ、米軍が整備・試験飛行の後、木更津に飛行移動ということが決定されています。オレンジルート下で再三、米軍機による危険飛行が目撃されている現状から考えると、試験飛行が徳島県で行われる可能性は否定できない状況となっています。航空機の事故率というものは、時間がたつほど運用経験が蓄積され、細かい改善も重ねられて、次第に下がっていくのが普通です、オスプレイでは逆に、使えば使うほど事故率が上がっています。これは操縦技術ではカバーできない欠陥があるためだと言われています。米軍側による事故率を低くするための虚偽報告もあきらかになってきています。そもそもオートローテーション機能の欠如で日本の航空法では飛行が認められていません。オスプレイは離着陸時に周囲のものを吹き飛ばしたり、排気熱で火災を引き起こしたり(2014年、和歌山県での防災訓練で離陸地の芝生に火災発生)、高知県においては、日米共同防災訓練の際に機体への着氷などを理由に飛行を見合わせるなど、悪天候時の運用にも全く適さない事が明らかとなっています。従来のCH47Jの定員55人と比べオスプレイは定員24人と言うこと、ハッチが後部にあるため海難救助時にパイロットからロープが直接見えない事や、強烈な吹きおろしがあると言う事を鑑みてもオスプレイは災害救助の役に立つどころか2次災害を引き起こす可能性がある機体です。米軍や防衛省がホームページで公開している情報は事故率を少なく見せる虚偽を含むものです。不時着練習は機体に重大な損害がでるため行わないとする一方で、シミュレーション上ではオートローテーション機能があり不時着も問題なくできるかのような紛らわしい表現がされているなどオスプレイは機体に問題ないという宣伝が行われ、機体の欠陥を隠し配備ありきのものとなっています。実際はエンジンが停止すれば墜落と同じスピードで落下することを専門家が分析しています。事実に即した正しい情報をつかみ県民の安全最優先の対応が求められます。以上のことから以下を要請します。

要望事項

  • 国もしくは県の責任で2021年2月1日の動画を分析し、測量を行ってください。また、米軍機に備え付けられている録画映像などの証拠提供および米軍機による低空飛行や夜間飛行中止を米軍に求めてください。

 

  • 以前、証拠として写真提供(2018年10月15日牟岐町)したオスプレイの転換モード飛行は日米合意違反です。米軍にオスプレイの飛行中止を求めてください。

 

  • 2020年6月9日、阿南市宝田町の病院・小学校上空の飛行は日米合意違反です。米軍にオスプレイの飛行中止を求めてください。

 

  • 米軍機、自衛隊機に関わらずオスプレイの飛行は認めない旨を、国に要請してください。