大雨の被害を未然に防ぐには
10月18日阿南市に大雨警報が出る
羽ノ浦の上ナカレを見に行く
到着時刻21:20
太陽光発電の工事により出来た擁壁により、オーバーフローした水が遮断され、現時点で25センチの水が溜まっていた。監視しに来ていた近隣住民の話によると、60センチ溜まったこともあるようだ。
上ナカレと言う地域は、大水が出たとき用水から溢れ出た水を遮らない構造で建築物を建てるという習わしのある土地です。なので用水付近の建物は1階部分は柱だけの構造にして、2階から上を居住スペースや店舗スペースにして、工夫しているようです。
ところが、水の流れを遮る場所に、太陽光発電をするために、嵩上げをしたことが、原因で上流が浸水するリスクが増した事が、住民の不安となっています。
災害対策には官民の垣根をこえた、連携が必要です。そのためには行政側が住民の声を聴き、水害リスクを最小限に抑えるにはどうすればいいのか、双方向の話し合いが必要だと感じています。
今回、豪雨の中、水門の開閉の調整に走り対策をしてくださっている市の職員の方の姿や、不安で用水の様子を見に来る近隣住民の方の姿、囂々と流れる用水を見て、大水の恐ろしさ、現場で対応している職員の苦労を再認識しました。
(B‐B断面以前)太陽光発電工事で嵩上げされる前は、暗渠から溢れ出た水は低いほうに流れていた。