さこたつみ【佐古竜巳】のブログ

日々の活動や生活の気になったことを紹介します。

憲法記念日に声をあげよう、主張しよう、権力者は世の中の空気を無視できない。

沈黙せずに声上げていこう

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インターネットを使って行われた5・3憲法集会を5月4日付しんぶん赤旗の3面で報じています。特に印象に残った発言。
ジャーナリスト:堀 潤さん
 
 ウイルスとの格闘で危機を乗り越えたい一心から、強いリーダーを求める気持ちが大きくなっています。民主主義の底力が試されていると思います。
 スーダン市民は平和的デモで声を上げ、忍耐と信念で民主政権を目指しています。民主主義は時間がかかりますが、プロセスにかかわり選択できる民主主義こそ最高なのです。
 民主主義の対義語は独裁専制ですが、私は「沈黙」だと思う。沈黙すれば大きな声によってルールはつくられます。勇気をふりしぼって声をあげる人がいれば、私もそう思うと言って支えあうのが民主主義の第一歩です。沈黙の先に願いはかないません。つながり支え合う。主役は私でありあなたです。連帯して声をあげましょう。
 

憲法記念日にうちでデモろう

そして4面には日本平和委員会が呼び掛けたTwitterデモの様子も取り上げられました。僕もメッセージを掲げ投稿。

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 コロナ混乱に乗じて3月に戦闘機を開発し海外に売る議論をし、宇宙は戦闘領域として宇宙軍創設をもくろみ、更には「自衛隊がUFOに遭遇したら日本語で呼びかける 」と河野大臣・・・

死の商人の悪い冗談はまっぴらごめん

 

 韓国は軍事費を削ってコロナ対策に回すとしています。日本や米軍は軍拡や軍事訓練を自粛するつもりはないようです。今日も実家では米軍戦闘機が低空飛行しました。政府のコロナ対策での質疑を観ていると「困った人を助けるつもりはないようです」堀さんの言ったように、今、声をあげるべき時です。

四国ブロックの一斉宣伝日

4月10日、毎月第2金曜日は、四国ブロックの一斉宣伝日です。日本共産党は四国比例で白川ようこを国政に送り出すために全力をあげて取り組んでいます。

金曜日は定例で朝立ちをしている場所があるので、8時まではプラ立ち、8時を過ぎてから、音の宣伝を始めました。達田良子県議は日本共産党徳島県委員会がコロナ対策チームを立ち上げた事、そこで聞き取った様々な業者の悲鳴を紹介しました。

 僕は、大門実紀史さんや小池晃さんの動画を元に作ったスポットで街宣をしました。f:id:anansako:20200410184030j:plain

10時からは、阿南市会議員の井坂重広議員と一緒に宣伝。風が強くプラスターも飛ばされるほどでした。f:id:anansako:20200410184004j:plain


昼からは4人で宣伝、4人とも弁士をしました。
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 波乱万丈の幕開け 

当初、2台で行動するはずでしたが、1台はバッテリー上がり。1台に4人乗っての行動。これが「波乱万丈の珍道中?」の幕開けでした。

1ヵ所目の弁士は、元大学教授のTさんでした。「緊急事態宣言を受けて徳島でも学校再開後、また休校が決まり。子供の運動不足やゲーム依存が心配、こんな時だからこそ、各家庭で子供がマスクを作ってみたらいいのではないか、消費税も緊急に5%に減税すべきだ。」訴えました。この時、デジカメを三脚に付けて撮影していたのですが、強風で倒れデジカメが壊れてしまいました。党大会でも発言をしたkさんは後援会ニュースを持ってスーパーの駐車場にいる人に声をかけてまわりました。行動力が凄い。

2ヵ所目はkさんが弁士をし、社会福祉協議会の緊急小口資金の活用を紹介しました。

3ヵ所目は阿南市議の保岡好江さんがコロナ対策チームが聞き取った業者の悲鳴を紹介しました。ここで4人で撮影。

4ヵ所目は僕が訴えました。内容は一つ前のブログで紹介しています。訴えが終わるとkさんと中学生が話をしていたので、何かな?と思って聞いてみると「引っ越してきたばかりで家がどこなのか分からなくなった」と言うので、目印の大きなスーパーまで一緒に歩いて行きました。春日野は碁盤の目のような街なので大人でもどこの路地が目的地の家なのか迷う時があります。

政府より小池さんの方がまっとう

住宅街では宣伝中ビラを配布しました。そこで一人の女性と対話になりました。

〝コロナ騒ぎで買い物に出るのも気を使う。テレビを見ていると政府より共産党の小池さんがいっていることのほうがもっともだ。と主人と話している。今、失業中で仕事を探しているが、ますます就職しにくくなるのではと不安に思っている。消費税増税後本当に生活が苦しい、極端な話をすると道に1円が落ちていたら欲しいぐらい。日本共産党の提起している一律10万円の給付は是非実現してほしい。〟

 

消費税増税とコロナと言う2重の打撃は本当に深刻なものになりそうです。日本共産党は国民の苦難軽減のため全力を尽くします。

 

 

 

4月10日、毎月第2金曜日は、四国ブロックの一斉宣伝日です。日本共産党は四国比例で白川ようこを国政に送り出すために全力をあげて取り組んでいます。

金曜日は定例で朝立ちをしている場所があるので、8時まではプラ立ち、8時を過ぎてから、音の宣伝を始めました。達田良子県議は日本共産党徳島県委員会がコロナ対策チームを立ち上げた事、そこで聞き取った様々な業者の悲鳴を紹介しました。

 僕は、大門実紀史さんや小池晃さんの動画を元に作ったスポットで街宣をしました。f:id:anansako:20200410184030j:plain

10時からは、阿南市会議員の井坂重広議員と一緒に宣伝。風が強くプラスターも飛ばされるほどでした。f:id:anansako:20200410184004j:plain


昼からは4人で宣伝、4人とも弁士をしました。
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 波乱万丈の幕開け 

当初、2台で行動するはずでしたが、1台はバッテリー上がり。1台に4人乗っての行動。これが「波乱万丈の珍道中?」の幕開けでした。

1ヵ所目の弁士は、元大学教授のTさんでした。「緊急事態宣言を受けて徳島でも学校再開後、また休校が決まり。子供の運動不足やゲーム依存が心配、こんな時だからこそ、各家庭で子供がマスクを作ってみたらいいのではないか、消費税も緊急に5%に減税すべきだ。」訴えました。この時、デジカメを三脚に付けて撮影していたのですが、強風で倒れデジカメが壊れてしまいました。党大会でも発言をしたkさんは後援会ニュースを持ってスーパーの駐車場にいる人に声をかけてまわりました。行動力が凄い。

2ヵ所目はkさんが弁士をし、社会福祉協議会の緊急小口資金の活用を紹介しました。

3ヵ所目は阿南市議の保岡好江さんがコロナ対策チームが聞き取った業者の悲鳴を紹介しました。ここで4人で撮影。

4ヵ所目は僕が訴えました。内容は一つ前のブログで紹介しています。訴えが終わるとkさんと中学生が話をしていたので、何かな?と思って聞いてみると「引っ越してきたばかりで家がどこなのか分からなくなった」と言うので、目印の大きなスーパーまで一緒に歩いて行きました。春日野は碁盤の目のような街なので大人でもどこの路地が目的地の家なのか迷う時があります。

政府より小池さんの方がまっとう

住宅街では宣伝中ビラを配布しました。そこで一人の女性と対話になりました。

〝コロナ騒ぎで買い物に出るのも気を使う。テレビを見ていると政府より共産党の小池さんがいっていることのほうがもっともだ。と主人と話している。今、失業中で仕事を探しているが、ますます就職しにくくなるのではと不安に思っている。消費税増税後本当に生活が苦しい、極端な話をすると道に1円が落ちていたら欲しいぐらい。日本共産党の提起している一律10万円の給付は是非実現してほしい。〟

 

消費税増税とコロナと言う2重の打撃は本当に深刻なものになりそうです。日本共産党は国民の苦難軽減のため全力を尽くします。

 

 

 

新型コロナ対策・自粛と補償は一体で/街宣スポット

 

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大門実紀史議員の決算委員会質問・ユーチューバー小池を参考にスポット作成

ご近所のみなさん。わたくしは日本共産党の○○です。この場をお借りしまして、政策の訴えをさせていただきます。ご協力をよろしくお願いいたします。

 みなさん。日本の経済はいま、深刻な状況に陥りつつあるのではないでしょうか。まず、昨年10月1日に消費税が10パーセントに引き上げられて、半年になるわけですが、日本経済は消費税増税に新型コロナと言う2重の打撃を受けて、深刻な大不況に突入しております。いま必要な事は、内需を支えると同時に今苦しんでおられる中小企業・国民の負担を具体的に軽減する事ではないかと思います。この点では、日本共産党は緊急に5%に減税するように求めてまいりました。今はゼロにしろと言う大きな声も上がっています。わが党の5%というのは大変現実的な提案になっているのではないかと思います。実際2014年の安倍内閣では5%だったんです。5に戻すってことはそんなに大変なことではなくて、数年前は5でやってたわけですから、やろうと思えばできる事だという事を強調しておきたいと思います。政府は一貫して、消費税は全世代型社会保障に必要なものであると言っていますが、社会保障財源は消費税だけで考えなくてもいいわけです。所得税法人税社会保険料みんなで考えればいいわけです。消費税の減税と言うのは負担を直接減らします。したがって、給付金と同じような効果をもたらします。しかも所得の低い人ほど恩恵が及びます。こういう自粛という行動制限されている時期でも生活必需品は買わざるおけないわけです。そこに一番効果があるのは消費税の減税であるわけです。他の減税とは違うわけです。安倍首相は10%増税前に「リーマンショック級の出来事が起きれば消費税増税は延期する」と繰り返しのべてきました。今回は、リーマンショックを超える出来事が起きたわけです。それならば、消費税減税は検討すべきはずです。日本経済の危機から国民生活を守る為に政治がしっかりと責任を果たすことが求められていると考えます。

 政府は7日、「緊急事態宣言」を出しましたが、何よりも重要なのは、感染拡大防止、医療崩壊を防ぐための実効ある対応です。そのためには、自粛要請に伴う補償をセットで行う事が不可欠ではないかと考えます。憲法第29条には「私有財産は、正当な補償の下に、これを公共の為に用いることができる」とあり、この精神に立つなら、感染防止という公共の為に起きた損失を補填することは、憲法上の要請であり、当然のことなのです。「自粛と補償はセットだろ」と言う声が、立場の違いを越えて上がっていますが、いまこそ決断すべきです。これは経済対策ではなく、感染防止対策として行う事がポイントです。しかし、安倍政権は自粛と一体の補償を拒みつづけています。これは重大な問題です。30万の給付金を出すとしていますが、一方的に線引きをする限定的かつ複雑なものです。ネットでは「安倍政権と日本政府が今やっているのは、海に落ちた人に浮き輪を投げる前にまずあなたが『泳げない人』であることを証明してください」と要求する態度だと揶揄されています。日本共産党は、緊急にすべての国民を対象に1人10万円の給付金を支給する事を提案しています。一刻も早く届ける事を最優先にすべきです。これはあくまで緊急の措置であり1回きりの給付で終わりにせず、なおかつ賃金・収入補償の仕組みを急いで作る事も必要だと考えます。

 安倍首相が「世界的に見ても最大級」と自慢する経済対策の事業費108兆円。ところが昨年12月に決定した未執行分(19・8兆円)の他、負担を先送りする納税・社会保険料の猶予分(26兆円)まで含まれています。わたあめのような大きく見せるだけで、実際の直接財政支出は18・6兆円に過ぎません。とても今回の危機に対応できるものではありません。今現在、政府は自粛要請と一体に補償するという事は一貫して拒んでいます。これでは国民は安心できません。

 国難ともいえる局面です。国を挙げて、あらゆる手立てをとりきることを、日本共産党は強く訴えます。この問題でも野党は共同して政府に迫っています。国民世論で変化は起こりつつあります。世界では動いています.1歩ずつ改善しています。日本でも政府は国民の声の中で少しずつ改善してきています。私たちは徹底的に皆さんの声を届けていきたいというふうに思っています。皆の声を寄せてください。現場でこんなことがおこっている。役所の窓口に行ったらこんな対応をされた。怒りが今広がっています。ぜひそれを日本共産党にお寄せください。そしてそれを私たちは地方自治体に、国に対してどんどんどんどんぶつけていきたいと考えています。そうして政治を動かしていきたい。命を守るための仕事なんです。今のこの対策は1人1人の大切な命を、1人1人の大切な暮らしをしっかり守り抜くために、正規の労働者も非正規も自営業者もフリーランスも分け隔てなくしっかり支援していく。そういう制度を作るための提案を私たちはしっかりやっていきたい。政治を前に動かして命を守りたい。そのために力を貸してください。声をよせてください。共産党は絶対にあきらめない。皆さんと共にこの国を変えます。命を守ります。どうかよろしくお願いします。最後に、コロナ対策でも、専門家の知見とともに掲載されている。忖度しない確かな情報源、真実を追求するしんぶん赤旗をぜひお読みください。みなさんのご支援、ご協力を心からお願いいたしまして、この場を借りての訴えとさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

 

議員って凄いなと感じた1日でした。

やはり、日本共産党の議員がいなければならない

 国保税が来年度から上がるというニュースがあるなか、高すぎる国保税引き下げを求める署名を作成するために、市役所に収入別加入者数を聞きに行きました。名刺を渡し署名を作る事を伝えると、若い職員は丁寧に対応してくれたのですが、上司の人が出てきて

市:「なぜ必要なのですか、今すぐは出せません」

僕:「それなら、時間がかかってもよいので後日来たらもらえますか?」

市:「結構面倒な作業なので、議員さんが議会質問なんかで使うのならできますけ  ど、議員さんを通してくださればと思います。」

僕:「わかりました、共産党の議員を通してからにします。」

今回の教訓

 署名などの資料を市に尋ねるとき議員を通すと、スムーズに行くのが分かった。特に社会保障などの事は、日本共産党の議員がいないと駄目だと思う。

奮闘する日本共産党議員の姿

 夜は、勝浦で危険な盛土の計画の説明会があり。そこでは地元共産党議員が、まとめ役として頑張り無謀な工事計画中止の為に奮闘していた。その様子は、後日、文字おこししようと思います。僕も質問して、計画見直しを求めました。

 つくづく、日本共産党議席は住民にとって宝物だなと感じた1日でした。

伊方原発3号機をめぐるトラブルに対する抗議

 


相次ぐ伊方原発の重大事故を受け、緊急申し入れ

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           四国電力徳島支店ロビーにて抗議文を提出

 

2020年2月18日、サヨナラ原発徳島実行委員会が四国電力徳島支店に伊方原発3号機をめぐるトラブルに対する抗議文を提出しました。👇

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 まず、さよなら原発徳島実行委員会の代表・藤永知子さんが抗議文を読み提出しました。対応にあたったのは四電の広報の方でした。

 参加者の要求や思い(それに対する広報の返答)

再生可能エネルギー100%に早くしてください。

返答:なし

重大インシデントが相次いで起きた事は大変な事だという認識が原子力規制庁の見解だと思いますが、四電として見解は発表するのか?

返答:ただいま、原因究明の対応をしているところでございます。

●四電の社長が中村愛媛知事のところに謝りに行ったが、3日後に「トラブルの原因究明を待たずに不服申し立てをおこなった、あれは何ですか?」

返答:あやまった事とは別の話だ

●今回のトラブルは四電の責任問題、地震や災害が現実に起こりうる時代。人的ミスと災害が重なった場合、アウトなんですよ。きちんと責任を取っていただけるのか?mox燃料も非常に心配

返答:なし

●いつも、対応してくれますが、文書は直接届け、重役会議の議題に上がっているのですか?

返答:はい、伝わっております

●あなたが、会議に出ているのですか?

返答:それは、出ていません

●あなたが、会議に出なければ伝わらないのではないですか?

返答:なし

チェルノブイリとスリーマイルと福島の原発事故の四電としての教訓は何ですか?

返答:それはこの場では、お答えできません。

●広報だったら、解っていなければならないのでは?答えられないのはおかしいのではないか?

返答:今日はお答えすることはできません。

●後日、答えてくれるのですか?

返答:お答えすることはできません。

原発に何割が反対しているか、ご存じですか?

返答:すみません、今日はお答えすることはできません。

●あらかじめ、申し入れにくることは、言っていたが、お答えできませんと言う対応はおかしいのではないか?

返答:大勢で来たら迷惑しますので

その言い方はないのではないか?申し訳ないですけど今までこの人数で来ていますよ。

返答:他のお客様の迷惑になると言ったのでありまして、駐車場とか・・・

●有料駐車場に停めて来ましたよ、ちゃんとお金払うところにね。

●以前は応接室だったのに、今日はロビーですし、本当に誠意のない対応ですね。

 

申し入れを振り返って

 事故が起きた時、福島第1原発の事故が、まだ収束していないことからも、多くの人々に迷惑をかけるのは、電力会社だというのは明らかですね。

 相次ぐトラブルがあったから、四電に申し入れに行ったという事の認識が欠けていた

広報の人でした。

気になったフレーズ、愛国とは

久しぶりのブログになります。11月の自身の選挙の時にノートパソコンを落下させてしまい、結果ブログ更新が億劫になってしまいました。大晦日に大掃除をしていた時に出てきた本のなかに『学習の友社:1974年初版:働く者の哲学』という気になるものがありました。これは、断捨離せずにキープです。

発効日を見たら、僕が生まれる前に書かれた本です。目次を眺めていたら気になったフレーズが目に飛び込んできました。

愛国心について

です。以下そのまま、その部分を書き起こします。

 

働く者の「愛国心」と支配階級の「愛国心

 「君は愛国心を持っているか」ときかれたら、あなたはどう答えますか。もちろん、私たちは、自分の国を愛しています。私たちの愛国心とは、私たちの生まれ育った国土、その自然、風物、そこでの生活への愛着のことです。そこには、私たちと私たちの父母、祖先の労働がしみとおっているのですから。

 しかし私たちの愛するくにとは、支配階級の国家とまるで違います。支配階級の国家は、私たちの愛するくにをまもるどころか、反対にくにを汚し、破壊し、外国の支配階級に売り渡すことを平気でやっています。

 「お国のために」という美名で、かつてわが国の支配階級は国民を侵略戦争にかりたて、私たちの親兄弟の命を奪い、国土を焦土に変えてしまいました。ところで、当時の「愛国」は「反米」というなかみをもっていましたが、そのかつての「反米愛国」主義者が、敗戦後はいつのまにか「親米」というなかみの「愛国」を主張し、「国の安全保障のため」とかいって、沖縄県をはじめ多くの国土を軍事基地としてアメリカの支配者に売り渡しているのです。そうして対米従属の下での「高度経済成長」が「国策」としておし進められてきた結果は、こんなに空は、海は、川は汚されてしまい、私たちの生活は破壊されてしまっています。沖縄県はいまだに米軍基地のなかにあり、米軍による県民殺害があとをたちません。横須賀は米軍の原潜、空母の母港とされている状態です。

 支配階級の要求する「愛国」とは、かれらの国家権力への忠誠ということであり、大資本の利潤のためにかれらが私たちの愛する国土、生活を破壊し、売り渡すことに進んで協力しろ、ということなのです。私たち働くものにとっては、それは「愛国」どころか「売国」です。私たちはこのような売国の要求とたたかうことによってはじめて、真に「くにを愛する」ことができるのだというのをしらねばなりません。

この部分を読んでの感想

これが、書かれたのは1974年ということもあり、現在とは少し情勢も変わっている部分もあり、表現方法も気になる所もありました。「私たちの親兄弟」という表現が、戦争で死んだのは親や男性だけだと思われるような表現とも受け止められるので、現在では「私たちの家族や大切な人」と変えたほうがいいかもしれません。

 次に沖縄の関することです。終戦後、沖縄が日本に復帰したのは1972年ということもあり、この本が書かれたのはその2年後です。近年は殺害に至るまでの犯罪は激減していますが、米兵が婦女暴行の目的で住居に侵入したという報道や度重なる米軍機からの落下物の報道が後をたちません。オスプレイが墜落したことを日本政府は「不時着」としていたことからも、現在は「親米」どころか異常な対米従属という態度が垣間見えます。辺野古基地埋め立ても工事施工としても政治的にも破綻しています。たとえできても普天間よりも滑走路が短く普天間の基地能力の代替とはならず、政府の言う普天間の返還条件としての辺野古基地建設は詭弁です。この工事に携わる大手ゼネコンの大成建設が菅官房長官の身内だというのも、注視しなければいけません。

 僕の住む徳島でも、米軍機の低空飛行が民家の上で傍若無人の行われています。去年はパイロットが飲酒や麻薬を使ったうえでで操縦したり、自動運転にして、ひげを剃ったり、読書をしたり、それを動画に撮ったりしていた問題が明るみになり、いっそう傍若無人におこなわれる軍事訓練を腹立たしく思っています。米軍はアメリカ本土では民家上空で軍事訓練をすることはありません。

アメリカ市民の人権が軍事訓練よりも優先されるのです。

 今年は、日米地位協定の改定をという要求を大きくしていく年にしたいです。

他にも、目次を見るだけで、興味がそそられる内容の本なので、また、おいおい紹介したいと思います。